Infoseek 楽天

真島茂樹さんお別れ会に関係者600人 市村正親「まだ亡くなってない。魂は残っていますから」

日刊スポーツ 2024年8月8日 18時14分

5月に虚血性心不全で77歳で亡くなった、松平健のヒット曲「マツケンサンバII」などで知られる振付師でダンサーの真島茂樹(まじま・しげき)さんのお別れの会が8日、東京・ホテルニューオータニで行われ、同曲を歌った松平健(70)や市村正親(75)ら多くの著名人が訪れて故人をしのんだ。

祭壇は舞台をイメージしたという赤いライトで照らされ、赤、白、ピンクの花々で彩られた。中央には薄ピンクのスーツを着てほほ笑む真島さんの遺影が置かれた。親交のあった関係者らが多く訪れ、会場にはこれまで着用した衣装約30着や、軌跡をたどる写真や資料、知人からのメッセージなどが展示された。

55年来の付き合いという市村は「まだ亡くなってないですね。そういうことを感じさせない人間なので。もう少し時間がたてば、いないんだなと思うかもしれないですけど。肉体はないですけど、魂は残っていますから」と言い聞かせるように語った。

森公美子(68)は「訃報を聞いて、うそでしょ? って。あの人が死ぬわけないって思いました。21歳くらいの頃からの仲で、最近は後輩の指導も頑張っていて、たくさんのものを与えていただいた。すごくポジティブな人で、よく『おくみ、やらなきゃ』と言われましたね。けがをした時とかでも『足を引きずってもいいからやりなさい』と言われて。本当にありがとうございました」と懐かしそうに振り返った。

紫吹淳(55)は「まだ実感がないですね。今日、最後に松平さんの顔を見たら涙が止まらなくなりました。細かいところまで気にかけてくれる、楽しくハッピーな方でした。今も踊り舞っているんじゃないかなと思います」と涙ぐみながら話した。

作品での共演から約20年来の親交があるという芦川よしみ(65)は「6月くらいに会おうねと話していたんです」と明かし「突然だったのでびっくりしました。私をテレビで見る度に電話かけてくれたり、あの人はLINEとかはやっていなかったのでよく電話で話していました。純粋で人のために一生懸命やる人なんですよね。温泉に行きたいね、なんて話していたのもかなわずになってしまいました。天国でもずっと踊っていると思います。明るくて楽しい人なので」と悼んだ。

川中美幸(68)は「酔うと踊ったり、あのまんまの方です。本当に踊りが好きなんだなと思っていました」といい「まだ亡くなる年齢じゃないですよね。とにかく元気でいらっしゃいましたから。私もマツケンサンバを踊らせていただいたんですけど、また踊らせていただけるように体を鍛え直したいなと思います。真島さんはいつも姿勢が良かったですからね」と話した。

真島さんは5月22日午後10時38分に亡くなった。葬儀・告別式は遺族の意向で親近者のみで執り行った。所属事務所は「真島は、小さい頃からの夢を実現させレビューの道をまい進して参りました 『マツケンサンバ2』の振付以降は、活動の幅も広げ皆さまに愛される日々を送り、自ら『一生踊り子』という言葉を胸に亡くなる前日まで元気で仕事をこなしておりました」とコメントをつづっていた。関係者などによると、5月22日に都内の自宅を訪ねた知人が、真島さんが倒れているところを発見。病院に緊急搬送されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

この記事の関連ニュース