2004年（平16）アテネ、08年北京と五輪2大会連続で女子レスリング72キロ級銅メダルを獲得した浜口京子が9日、TBS系「ひるおび」（月～金曜午前10時25分）に出演。パリ五輪のレスリング女子53キロ級で金メダルに輝いた藤波朱理（20＝日体大）について、「たくさん動いて、得意技もいっぱい出せた。こんな勝ち方、藤波さんしかできない。圧倒的な強さ。すばらしいレスリングでした」と評した。
スタジオで実際にラグビー経験者の男性アナを相手に、藤波の動きを再現。「普通の選手は足を後ろに引くが、藤波の場合は身をかわしてバックを取っている。スピーディーな動きで守りながら攻めるセンスがある」と俊敏さ、瞬発力という特長を挙げた。
浜口は、父でプロレスラーだったアニマル浜口氏からレスリングの手ほどきを受けた。藤波も父の俊一さんがコーチを務めている。「練習場や試合会場で家族がそばにいてくれるだけで落ち着いた。藤波選手もそうでしたね」と笑う。藤波の動きについては父から教わっていたとも披露。そのうえで、「藤波先生と呼びたい」と語った。