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スウィフト公演 テロ計画発覚で中止、新たにイラク人拘束 ロンドン公演は実施予定も不安広がる

日刊スポーツ 2024年8月10日 10時36分

米歌手テイラー・スウィフト(34)が、8日からオーストリアの首都ウィーンで予定してた世界ツアー3公演がテロ計画が発覚したことを受けて中止された事件で、新たに1人が拘束されたことが分かった。米CNNなどが報じている。

同公演の主催者が、テロ計画が確認されたとして7日に中止を発表。オーストリアの警察当局が、このテロ計画に関与したとして10代のオーストリア人2人を拘束したと発表した。うち19歳の容疑者は、過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓っていたといい、自宅から化学物質を押収したと伝えられている。

報道によると、新たに計画の主犯と接触していたとされる18歳のイラク人が警察に身柄を拘束されたという。テロ計画には直接関与していなかったが、当局は容疑者がISに忠誠を誓っていたと主張しているという。

また、19歳の容疑者がスウィフトのコンサートで「爆発物とナイフ」を使った攻撃を計画し、「できるだけ多くの人を殺したい」と考えていた可能性を伝えている。

一方で、15~20日の日程で予定されている英ロンドン公演は予定通り行うことが発表されている。しかし、英メディアによるとテロ計画が失敗に終わったことに恐怖を感じたファンらが、ロンドン公演も標的にされるのではないかと不安を感じ、来場ためらっていると伝えている。

実際に、チケットを売りに出す人も相次いでおり、チケット転売サイトでは500ポンドから5000ポンドの価格で数十枚のチケットが販売されているという。「不安でロンドンに足を踏みいれることさえ考えられない。スタジアムはなおさらだ」など、ネットにはロンドン公演を断念したファンのコメントが多く書き込まれているという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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