パリオリンピック(五輪)のフェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した江村美咲(25)は10日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)にリモート出演した。今回、五輪史上初の複数メダルとなる5個のメダルを獲得したフェンシングについて語るとともに、帰国後の生活や今後に向けた決意なども口にした。
雨の中で行われた開会式で旗手を務めた江村は「あいにくの天気だったんですけど、現地で寒い中、(セーヌ)川沿いにたくさんの方が日本の国旗を持って声援を送ってくださった。それだけで感動しましたし、力になりました」と振り返った。
また、フェンシング発祥の地フランスで戦ったことについて「今回はフェンシングにとって特別なオリンピック。グランパレという試合会場は歴史的な建物で、そんな場所でオリンピックできたというのは、選手みんなにとって特別な大会になったと思う」と語り「グランパレのようなきれいな建物で試合をするのも初めてでしたし、特に3位決定戦では入場の時に階段を下りて登場していくところ。そういうのも、すごい貴重な体験でした」と口にした。
今後の目標について、番組キャスターの読売テレビ中谷しのぶアナウンサーに問われると「長期的には、次回のオリンピックを目指しててやっていきたいと思っているんですけど、いますぐそれを強い気持ちで言えないくらい苦しい期間だった」と胸の内を明かした。その上で「ちょっと自分を回復させてから、切り替えられたらまた、前を進んで行きたいなって思っています」と述べ、中谷アナに「ぜひ、今後の活躍も応援させてください」と激励を受けた。