Infoseek 楽天

乃木坂46掛橋沙耶香が卒業と芸能界引退を発表 22年8月に神宮球場ライブで転落し負傷、休業

日刊スポーツ 2024年8月10日 21時7分

乃木坂46掛橋沙耶香(21)が10日、自身の公式ブログを更新し、オーディション合格から丸6年となる8月19日をもってグループから卒業し、芸能界から引退することを発表した。22年8月29日に東京・明治神宮野球場で行われたライブで、パフォーマンス中に一塁ベンチ上の階段から転落し負傷。治療に専念するため休業していた。

「お久しぶりです。掛橋沙耶香です」と切り出し、「この休業期間中は、病院の先生に相談をして、自分探しをするために海外に行ってみたり、ダンススクールに通ってみたりして過ごしておりました。忙しなく過ごす日々の中で、初めての景色を見たり、新たな感情を知ったりして、考え方も徐々に強く変わった期間でした」とつづった。

また「私の周りの人たちは、本当に全員、私に乃木坂46に復帰することを望んでくれました。なので、最初は私も皆の気持ちに応える方向で考えるようにしてきた一方で、私の気持ちに正直になってこの6年間を振り返った時に、達成感で溢れてきて、もう未練はありませんでした」と打ち明けた。

18年8月に「坂道合同オーディション」に合格し、同11月に4期生として乃木坂46に加入。「15歳で地元の学校を辞めてアイドルになった頃は、まだ未熟すぎて間違った言動をしてしまって、見てくれる方々に嫌われてしまうことも多々ありました。でも、私を応援してくださった方々は、こうした紆余曲折があった中でも、何も言わずに応援を続けてくれました。私はこの優しさに触れて、踏ん張って活動を続けられました」と感謝した。

「結果的には、センター曲を頂けたり、ドラマで主演を務められたり、東京ドームで誕生日を祝ってもらえたり、休業をするまで夢だった選抜メンバーに入れたりしました」と記した。「怪我をしたことに関しても、アイドルではなくても、何歳であっても、大変なこと嫌なことは必ずあって、踏ん張った分だけ強くなれるのは皆同じなので、私だけ苦労話をしたくはありませんし、実際に私の性格上、落ち込むこともありませんでした」と告白した。

「改めて、恵まれた6年間でした。私、掛橋沙耶香は、坂道合格オーディションの最終審査の日だった8月19日をもちまして乃木坂46を卒業して、芸能界を引退します。引退後は、また海外に行ったり慈善活動をしたりしてすぐに忙しくなる予定です」と報告した。

「乃木坂46のスタッフの皆さんには沢山お世話になりました。1人で上京をしてきた私のことを、皆で家族のように思ってくれて、仕事以外の相談にも乗ってくれたり、体調を崩した時は深夜でも看病をしてくれたりしました」とあらためて感謝を伝えた。

メンバーたちに向けて「6年間の時を経て、今では4期生は私の良き理解者に、5期生はまるで私の友達のような存在になってくれました。3期生さんも私にフランクに接してくださるようになったけど、私の中では憧れの存在であることには変わりはありません」とつづった。「一緒に過ごした時は、私たちだけの青春でした。今後の私たちは離れた場所で頑張ることになるけど、皆のことはアイドルをしてくれる限り推し続けます」とエールを送った。

また「最後にお知らせです。卒業日である8月19日に、事前に収録した卒業セレモニーをYouTubeで配信することになりました。最後に皆さんに私のパフォーマンスを見てもらうために、スタッフさんにも相談をして、4期生で大好きなライブをさせてもらえることになりました」と告知。「配信時間などの詳細は、後日公式サイトで発表されます。最後に皆で楽しく歌って踊ったので、皆さんも是非、配信をお楽しみに!」と呼びかけた。

掛橋は昨年4月、ブログで「転落した時に顔の一部を骨折して、2箇所に裂傷の怪我をしました。また、歯も1本抜けて、周りの3本は折れて、神経の機能を失いました」と傷の詳細を明かした。その上で「縫合した傷跡を目立たなくするための治療、歯の治療、表情筋のリハビリ等の治療中です。病院の先生方も優しくて、乃木坂のスタッフの方々も全力で支えてくださってるので、このまま引き続き完治に向けて頑張っていけたらうれしいです」とつづっていた。

18年加入の4期生。ファンからは「さぁちゃん」などの愛称で親しまれている。21年9月発売のシングル「君に叱られた」で初めて選抜入りし、続くシングル「Actually…」、「好きというのはロックだぜ!」と3作続けて選抜入りしていた。

この記事の関連ニュース