シンガー・ソングライター山下達郎（71）がパーソナリティーを務めるTOKYO FM「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック」（日曜午後2時）の11日放送回を風邪のため欠席し、日本屈指のレコードコレクターでもある音楽評論家の宮治淳一氏が代役を務めた。
宮治氏は冒頭で番組紹介後「声が違うな、とみなさん思ったと思うんですが、その通りでございます。なんと、達郎さんが風邪をひいてしまいまして、サンソン欠席、ということでございます」と説明。「ちなみに2019年の7月14日にもやっているんですよ。ピンチヒッター自体が5年ぶり、と。その時は一生に一度のことだから、と思ってお引き受けしたんですけど、2回目があったということですね」と語った。
続けて、自身がレコード会社勤務時にベンチャーズ好きだったことから達郎と交流ができたことを自己紹介。「肝胆相照らす仲となりまして『あんたも好きだねえ』と言われながらもう、30何年たっておりまして、よくレコードの話をさせていただいておりました」と語った。その後は宮治氏の選曲による「サマーソング特集」として、達郎の「DARLIN’」や洋楽などがオンエアされた。
宮治氏は神奈川・茅ケ崎市出身で、サザンオールスターズ桑田佳祐と小中学校同級生。その後も交流を続け「サザンオールスターズ」の名付け親として知られる。17年には桑田の還暦を機に、茅ケ崎に根付く文化などを描いた伝記的な映画「茅ケ崎物語～MY LITTLE HOMETOWN」に主演し、桑田や同市出身の加山雄三らも出演した。
達郎は今月7、8日に予定されていた全国ツアー名古屋公演を「発熱と喉の炎症」のため開催見合わせを発表。「振替公演の詳細に関しては、後日、あらためてお知らせいたしますが、日程の調整が不可能な場合、やむをえず中止の判断をさせていただかなければならない可能性もございます」としていた。