Infoseek 楽天

セリーヌ・ディオン、トランプ陣営に抗議「タイタニック」主題歌を無断使用

日刊スポーツ 2024年8月12日 8時42分

パリオリピック(五輪)開会式でパフォーマンスしたカナダ出身の歌手セリーヌ・ディオン(56)が10日、トランプ前米大統領が集会で自身の曲や映像を無許可で使用したとして抗議した。

米CNNによると、トランプ陣営は2023年から24年にかけて複数の選挙集会で「タイタニック」の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」を使用していたが、ディオンとマネジメントチームがそのことを知ったのはつい最近だったという。

ディオンは10日にSNSを更新し、トランプ氏が9日にモンタナ州で行った選挙集会で自身の楽曲「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」を歌う映像などが無許可で使われていたことが分かったと述べ、「こうした使用はいかなる場合も許可しておらず、推奨していません」と抗議。最後に「それで、本当にあの曲(使ったの)?」とつづり、選曲を皮肉った。

同曲は、米俳優レオナルド・ディカプリオを女優ケイト・ウィンスレット主演で1997年に公開された大ヒット映画「タイタニック」(97年)の主題歌。米NBCニュースによると、トランプ陣営は集会で「タイタニック」のサウンドトラックに収録された同曲を歌うディオンの映像を会場で流していたという。

トランプ氏はこれまでも、無許可で楽曲を使用したとして英ロックバンド、ローリング・ストーンズなど複数のアーティストから使用をやめるよう抗議されている。今後、同曲の使用をやめるのかどうかトランプ氏側からコメントは出されていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

この記事の関連ニュース