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閉会式で華麗スタントのトム・クルーズ「ありがとう、パリ!これからロサンゼルスに」

日刊スポーツ 2024年8月12日 9時21分

米俳優トム・クルーズ(62)が11日、フランス競技場で行われたパリオリンピック(五輪)閉会式に登場。28年ロサンゼルス大会への引継ぎセレモニーの冒頭で、ワイヤアクションでスタジアム上空から50メートル下に落下する華麗なスタントを披露した。

直前に米国国歌独唱をした人気R&BシンガーのH.E.R.(ハー=27)が、クルーズ主演の大ヒット映画「ミッション:インポッシブル」のサウンドトラックを演奏する中、スタジアム上空に登場したクルーズに、米NBCの中継アナウンサーも「これができるのはトム・クルーズだけ。本物だ」と大興奮だった。

着地後は各国の選手たちとハイタッチや「自撮り」で激闘をねぎらい、そのままステージに駆け上がるとロサンゼルスのカレン・バス市長から五輪旗を受け取り、バイクに乗って会場を後にした。

そこからは事前収録した映像に切り替わり、飛行機に乗り込んだクルーズは一気にハリウッドまで飛び、ロサンゼルスを象徴するハリウッドサインめがけてスカイダイビング。ハリウッドサインを赤、黄色、黒、緑、赤の5色の輪で構成される五輪のシンボルに変え、ロサンゼルス出身の女子自転車競技およびクロスカントリー選手ケイト・コートニーに五輪旗を手渡した。

さらにそこからは、ロサンゼルス市内の名所をまわりながら4つの金メダルを獲得している元陸上選手のマイケル・ジョンソン氏や男子スケートボードで銀メダルを獲得したジャガー・イートンらメダリストたちがリレー。最後はビーチを舞台にロックバンドのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(レッチリ)、ビリー・アイリッシュ、スヌープ・ドッグという地元出身の人気アーティストがライブパフォーマンスを行い、その様子がパリの会場に中継された。

クルーズの前代未聞のパフォーマンスに、ネットも大興奮。「ミッション:インポッシブルがリアルライフに!」「レジェンド」「なんて狂人」「あなたは伝説」と、驚きと称賛のコメントが殺到している。

その後、クルーズも自身のX(旧ツイッター)を更新し、「ありがとう、パリ! これからロサンゼルスに向かいます」とつづり、スタジアムの上空から下を見下ろすミッションに挑む前の自撮り写真を投稿し、「素晴らしいショーにしてくれてありがとう」などのコメントが寄せられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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