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樫尾篤紀、染谷有香とのW主演映画でトラウマ「公衆便所を素手で触るシーンが今でも…」

日刊スポーツ 2024年8月12日 16時1分

俳優樫尾篤紀(28)が12日、都内で行われた“リアル峰不二子”“霊長類最強グラドル”こと染谷有香(32)とのダブル主演映画「SOUND of LOVE」(吉川鮎太監督、9月27日公開)完成披露試写会に登壇。撮影中、公衆便所の便器を素手で触るシーンを演じたことが、今もトラウマになっていると吐露した。

「SOUND of LOVE」は、視覚や聴覚に働きかける刺激によって、脳がとろけるように気持ち良くなる現象を動画にした「ASMR動画」がテーマ。染谷は真の快楽を求め、顔を隠して声や食べる音、物を触る音など、さまざまな音を動画で配信女性配信者・白石明葉(AKIHA)を、AKIHAのASMR動画配信を楽しみに待つ清掃員・守屋恭一を樫尾篤紀(28)が演じた。16年のぴあフィルムアワードで「DRILL AND MESSY」でエンタテインメント賞(ホリプロ賞)を受賞し、ホリプロと専属契約した、吉川鮎太監督(30)が、脚本から7年越しで手がけた。

印象的な撮影は? と聞かれると、樫尾は「最初の、公衆便所を素手で触って快楽を覚えるシーン」と即答した。撮影は、神奈川県秦野市の公園で、実際に使われている公衆便所で行われたといい、樫尾は「現場入りして最初、テストで手でエアでやっていたら、監督が『じゃ、触ってみようか』と…。洗っているか洗っていないか、分からない公衆トイレを、ずっと触った(撮影で)締め切る前は、普通に一般の方も使っている。本当に大丈夫かなと思いつつ、撮影に挑んだ」と振り返った。

洗っているか、いないか、分からないトイレを素手で触り続ける演技をしたことで「その経験をしてから怖いものを、あまり感じなくなった。開放的になった」と怖いもの知らずになったという、一方で、代償も大きく「トイレに行く度に、自分が今用を足している真っ白な、この便器を自分が触ったんだという感覚が、いまだにフラッシュバックする。トラウマになっています」と吐露した。

完成披露試写会後の囲み取材で、トイレは掃除していたか? と質問が出ると、吉川監督は「もちろん、ガンガン、掃除していたので大丈夫。でも、それを伝えるとリアリティーがなくなる」と、樫尾にはトイレを清掃したことを、敢えて言わなかったと明かした。それを聞いた樫尾は「(撮影する)後ろで子どもがピクニックしていたり、犬の散歩をしていた。僕は、まだ使っていると思う。撮影の時は(清掃したか聞くまで)頭が回らなかった。一瞬…ウッと思ったんですけど、やり切るしかないと触りました。トラウマが、ずっと植え付けられたまま」と口にした。

吉川監督は「撮影中は、近くにあった、もう1個のトイレに誘導したので、貸し切りでした」と、キレイに清掃したトイレで撮影したことを、重ねて強調した。

◆「SOUND of LOVE」守屋恭一(樫尾篤紀)は清掃の仕事をして生計をたてていた。唯一の趣味はAKIHA(染谷有香)の配信する、ASMR動画の配信を聴くことだった。AKIHAこと白石明葉は、顔を隠して声や、食べる音、物を触る音など様々な音を動画で配信していた。守屋はAKIHAの配信にハマり、時間をみつけてはAKIHAのASMR動画を楽しみに日々を過ごしていた。そんなある日、ASMR動画がハイヒールを履いて公衆トイレを歩く音をライブ配信しているのを見ていた守屋は、その公衆トイレは、守屋がいつも清掃をしている場所だと知り、驚きを隠せない。

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