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トム・クルーズ、パリ五輪閉会式の「極秘ミッション」困難極めたその裏側

日刊スポーツ 2024年8月13日 9時26分

11日に行われたパリオリンピック(五輪)閉会式で、スタジアムの屋上からワイヤアクションで降下するスタントを披露して次回ロサンゼルス大会への引き継ぎ役を担った米俳優トム・クルーズ(62)だが、この極秘ミッションは困難を極めたという。

2028年ロサンゼルス大会への引き継ぎセレモニーに登場したクルーズは、映画「ミッション・インポッシブル」シリーズで演じたスパイ、イーサン・ハントばりのスタントで会場を盛り上げたが、事前にこの演出はメディアに漏えいし、お決まりのサプライズがなかったことでファンをがっかりさせた。

また、その後に続く映像で、クルーズが飛行機からハリウッドサインめがけてスカイ・ダイビングするシーンも、事前収録の様子がパパラッチに撮影されていた。

閉会式の引き継ぎセレモニー部分のプロデューサーを務めたベン・ウィンストン氏は、ヴォーグ誌に「スタントの企画に1年半を費やした」と明かし、途中で複数の漏えいがあったことを認めた。クルーズがハリウッドサインに登るシーンは、今年3月に撮影されたが、事前に情報が漏れないよう周囲のセキュリティーカメラを止めるなど厳戒態勢がとられたものの、パパラッチがその様子を撮影することに成功した。

この時点で、閉会式に出演するという情報までは明かされていなかったが、クルーズが開幕後、連日、競技会場に足を運んで米国選手を応援していたことから、閉会式出演のうわさが浮上。結果的にオンラインメディアのTMZが1日、大がかりな閉会式の演出について報じ、サプライズ登場は水の泡となった。

ちなみに今回の出演は、クルーズ自身が国際オリンピック委員会(IOC)に働きかけたものだと伝えられており、周辺が立ち入り禁止区域となっているハリウッドサインに公的に直接触れた、初めての人になったと地元メディアは伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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