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梅宮アンナ乳がん公表「浸潤性小葉がん」ステージ3Aも落胆せず「いつか自分もなると思っていた」

日刊スポーツ 2024年8月13日 21時10分

梅宮アンナ(51)が13日、ステージ3Aの乳がんと闘病中であることを自身のインスタグラムのライブ配信で発表した。診断は「浸潤性小葉がん」という希少な組織型のがんで、部位は右乳房。右腋窩(えきか、わきの下)のリンパ節転移があるという。5月下旬に異変に気付き、6月中旬に検査、7月上旬にがんと診断された。同31日からは手術前に抗がん剤治療を行う「術前化学療法」を開始したという。

梅宮はこの日午後9時から、ライブ配信でときおり涙ながらに、現在の体調、治療法、心境などを詳細に明かした。冒頭では「このたび、がんが見つかりまして、本当に乳がんになりました。気づいたら、すでにステージ3Aでした」と報告。異変を感じたのは5月で、朝にシャワーを浴びたときに、右の乳房が小さくなっていたという。「1カップくらい小さくなっていた。張っていたので、更年期かと思っていた」。すぐに病院で精密検査を受けたものの、エコー検査、マンモグラフィーでも異常は見つからなかったが、その後の再検査でがんと診断された。

現在の心境は「あまり落胆はしていない。衝撃じゃなかった」という。理由として、2019年に81歳で亡くなった父でタレントの梅宮辰夫さんは36歳で最初のがんに罹患(りかん)するなど、がんで計6度の手術を受けた。叔母2人もがんになっており、「小さい頃から、父ががんとともに生きてきたのを見ているので、いつか自分もなると思っていた」と覚悟はできていたという。

抗がん剤治療を始めて2週間。梅宮は「リアルな話、今日ぐらいから髪がパラパラ抜けている。髪が落ちる前に、ライブ(配信)をやっておきたかった」と急きょ、インスタなどでの詳細説明を事前告知した。抗がん剤治療は「きついです」と話すが、「抗がん剤に負けないように、ちゃんと食べるようにしています」と、治療前から体重は増えたという。

抗がん剤の治療後には、手術で腫瘍を全摘出する予定。インスタ配信から25分後には「いつ治療が終わるか分からない…」と涙ぐむ場面もあったが、「病気になったことには意味がある。がんとともに生きていきながら、この経験が誰かの参考に少しでもなってもらえれば」と、同じくがん闘病に励む人らへの情報発信を行う決意も明かした。「髪は抜けていくけど、ウイッグは安いものでいいから、すてきに見せていきたい。帽子もいっぱい持っているけど、かわいくやって見せるから」と、闘病を前向きに捉えていた。

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