社会学者の古市憲寿氏が15日、フジテレビ系「めざまし8」（月～金曜午前8時）に出演。岸田文雄首相が14日、自民党総裁選への不出馬を表明したことについて、「結局何をしたい方なのか、分からなかった。政治家となって、首相となって、やりたいことができる立場になったのに、やりたいことは本当はなかったのかな。国民から見て信念がないと感じられた」と批判した。
コメンテーターのフジテレビ風間晋解説委員は、ポスト岸田で石破茂元幹事長が国民の間では人気があるにもかかわらず、党内では不人気な点を挙げた。「自民党の総裁は国民の人気、支持と関係ないところで決まる。自民党員は109万人。国民は1億2000万人いる。109万人に選ばれるだけ」とした。
今回は「派閥なき総裁選」となる。石破氏が党所属の国会議員20人の推薦が得られるかどうかという点にも触れ、「20人縛りという、もともと派閥の理屈でできている推薦人の縛りは変わらない。自民党は変わっているというところを見せたいのだろうが、こういうところは変わっていないと受け止めます」と語った。