イシケンこと、起業家の石田健氏が15日、日本テレビ系「DayDay．」（月～金曜午前9時）に出演。岸田文雄首相が14日、自民党総裁選への不出馬を表明した件で、「永田町の話を聞いていると、今年2～3月くらいから岸田さんが退陣を考えていたという話が出ていました。一方で最近は支持率も下支えというか、下げ止まりの動きもあったので、正直驚きというか、このタイミングというのが意外な部分もありました」とコメントした。
これで「ポスト岸田」が激化する。石破茂元幹事長が意欲を示しているほか、茂木敏充幹事長、小林鷹之前経済安保相、林芳正官房長官、河野太郎デジタル相、小泉進次郎元環境相、高市早苗経済安保相、上川陽子外相らの名前が挙がっている。
石田氏は、「ポスト岸田としては決定に欠ける。誰が出るか不透明な状況が続いているので、今後、誰が改革派として自民党を変えてくれるんだというイメージをしっかりつかんで、同時に安定した政権運営をやってくれるか。この2点が焦点になってくるんじゃないかと思っています」と語った。
昨年末に派閥の政治資金パーティーによる裏金疑惑で政治とカネの問題が表面化し、自民党には逆風が吹いている。政権与党としては、岸田退陣で幕引きを図りたい。「変わったというイメージを出してくるでしょうけど、実際にどうやって変えていくのかと、具体的な政策を我々としては注視していく必要がある」とも話していた。