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津川雅彦さん&朝丘雪路さん夫妻の長女真由子「50年前の今日、誘拐されました」客席がどよめき

日刊スポーツ 2024年8月15日 22時0分

18年に78歳で亡くなった津川雅彦さんと同82歳で亡くなった朝丘雪路さんの長女で歌手、女優の真由子(50)が15日、東京・中央区のBLUE MOODで「50th Anniversary MAYUKO Special Live」を開催した。

今年3月に50歳を迎えた真由子。「半世紀ですね。若い頃は50歳ってすごい大人だと思ってたけど、自分が50歳になると、まだまだじゃんって思っちゃう」と笑顔を見せた。

生後5カ月で誘拐事件に巻き込まれた。「50年前の今日(15日)、私は誘拐されました」と話すと、客席からどよめきが起こった。「家から持ち出されて千葉のラブホテルに監禁されていて。生後5カ月からラブホテルデビューという快挙を成し遂げて、今ここにいます」と話し、笑いを誘った。

続けて「次の日は戻ってきて父と母に抱かれながらメディアデビューした日。芸能生活50周年でもあるかな」と笑顔。両親は今年で七回忌。自身は19年に歌手デビューし「自分の中で何か1つ、線引きをするときなんだろうなと思ってます。人生の第1幕が終わり、第2幕開演間近という思いで、皆さんの前で歌わせていただくことがうれしい」と感慨深げに話した。

この日は朝丘さんの持ち歌の「別れのスナック」のほか、朝丘さんが子守歌として歌っていた「クライ・ミー・ア・リバー」、津川さんが大好きだったという「テネシー・ワルツ」など思い出の曲を熱唱。アンコールでは、ライブ本編で「私の中で封印してる歌」と話していた朝丘さんの名曲「雨がやんだら」を歌った。この日一番の拍手と歓声に包まれ、瞳を潤ませながら「今夜はなにか、乗り越えなきゃという思いがあって。ずっと封印していた『雨がやんだら』を歌いました」と明かした。

「もう50になって、七回忌を迎えて…」とぽつり。「いつまでも両親を引きずっていてはいけないなという思いもあり。私が生きている限りは両親は存在するので、語り継いでいくのは私の使命であると思っています。これからは引きずっていくのではなく、笑顔で父母の話をいっぱい伝えていきたい」と決意した。【玉利朱音】

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