お笑いタレント、明石家さんま（69）が17日、東京・六本木のテレビ東京本社で、同局系のバラエティー特番「さんまさん！ここで問題です～解答者・明石家さんまVSクイズさん～」（29日午後7時58分）の収録に参加した。
さんまが同局の番組にスタジオ出演するのは、1981年（昭56）10月～84年3月まで放送された自身の初冠番組「さんまのサタデーナイトショー」以来、40年5カ月ぶり。深夜0時台の放送にも関わらず最高視聴率が13％を超え、当時のテレビ東京の番組中で最高視聴率を記録したが「番組の最高視聴率番組がお色気路線というのは体裁が悪い」と打ち切り。それ以来、さんまが同局の番組に出演することがなくなり、18年7月の同局系「出川哲朗の充電させてもらえませんか？」のロケ出演まで出演していなかった。
40年5カ月ぶりのスタジオ収録にさんまは「ちゃんとしたクイズを重ねて、ワーワーしゃべりました」。今回の出演のきっかけは6年前に「出川哲朗の－」に出演したこと。「その時に制作局長が『テレ東で番組をやっていただけたら』って、何回も企画書を持って来た。これやっとけば、もうええかと思った」と笑った。
40年前には都内のハウススタジオから放送を行っていたが、今回は10年ほど前に移転した東京・六本木のテレビ東京本社のスタジオで収録。さんまは「場所が分からなくて、周りを（車で）グルグル回ってマネジャーに電話してしまった。ドッキリカメラじゃないかと思った」と振り返った。
今回の番組は、さんまが唯一の解答者となって、麒麟の川島明（45）、出川哲朗（60）などが出す、日本一などの肩書を持つ“クイズさん”に関する問題に挑む。
鈴木拓也プロデューサーは「さんまさんが40年ぶりに、テレビ東京スタジオに出演する歴史的瞬間です。さんまさんの出演が決まってから、撮影に向けて準備していた数カ月は『本当に実現するのかな？』とスタッフみんなでドキドキしていましたが（笑い）。40年ぶりのテレビ東京のスタジオで、クイズ解答者として大暴れする“お笑い怪獣”明石家さんまさんをぜひ一緒に楽しんでいただけるとうれしいです」と話している。