岸田文雄首相（67）の不出馬で大激戦が想定される9月の自民党総裁選に出馬が有力視される小泉進次郎元環境相（43）は19日、首相官邸での会議に出席後、岸田首相と面会した。
首相と進次郎氏はこの日、サーキュラーエコノミー（循環経済）に関する車座対話に約1時間出席。進次郎氏はその会合後、首相の執務室を訪ねて面会した。
面会後、報道陣の取材に「（循環経済は）私が環境大臣の時から取り組んできたテーマ。岸田総理のおかげで国家戦略になり、きょう車座対話を迎え、ものすごく政策の進捗（しんちょく）があった。それを生んだのは岸田総理のリーダーシップであり、あらためてこの3年間、日本のかじ取りを担ってくださったことに感謝と敬意を表したいと思った」と述べた。
その上で「総理が総裁選不出馬を表明されて以降、直接お会いするのは今日が初めて。3年間、心からお疲れさまでしたという思いを伝えたかった。（循環経済）政策の後押しをいただいたお礼も申し上げたいと思い、おじゃまさせていただいた」と語った。
総裁選への対応についての質問も出たが、進次郎氏は「この場は総理官邸ですから、総裁選について触れるのは適切ではない。そこは控えさせていただきます」と、多くを語らなかった。