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杉尾秀哉氏、石丸伸二氏の「立民代表の選挙区出馬プラン」を批判「貴方は何がしたいのですか?」

日刊スポーツ 2024年8月20日 12時47分

元TBSキャスターで立憲民主党の杉尾秀哉参院議員(66)が20日までに、自身のX(旧ツイッター)を更新し、同党の次期代表の選挙区での衆院選出馬プランを披露した広島・安芸高田の前市長、石丸伸二氏(42)を批判した。

石丸氏はYouTubeチャンネルで、立憲民主党の代表選で選ばれた次期代表の衆院選選挙区に出馬するプランを披露。このことを伝える記事を引用した杉尾氏は「前回は岸田総理の地元で、今回は泉代表の地元ですか?」と記しながら、「有権者をなめてませんか?所詮、話題づくりの一環ですか?いったい貴方は何がしたいのですか?」とつづった。

石丸氏はYouTubeチャンネルで、自民党総裁選以上に立憲民主党の代表選に「興味がある」と言及していた。「どういう意味かで言うと、悪い方です。完全にスルーされてません?大丈夫ですか、立憲民主党。全くと言っていいほど、話題になってない」と指摘し「この立場で政権交代とか言えないでしょ。頑張ってくださいよ」と語っていた。

さらに仮定の話として「今の万年野党のポジションの座り心地がいいのかな、って勘繰ってます。つまり、文句だけ言う、悪口だけいう、それに一定程度、共感してくれる国民、絶対いるんですよ。で、現職が食うに困らない議席を守る」と示しながら「でもこれ、最悪の政治屋ですよ。民主主義に寄生しているだけじゃないですか。さすがにそこまで落ちぶれてないでしょ。だとしたら、手を打たなきゃ」と苦言も呈した。

その後、あくまで立憲民主党の覚悟を示すプランとして「次の立憲民主党の党首の方の選挙区に僕が出ます」と提案。「どこの何区か分からないですけど、泉さんだったら京都3区でしたっけ。一騎打ち。その時は自公も協力して下さい。立てない、対抗馬。看板を変えたばっかり、変わってないかもしれないですけど、代表戦の直後に一番のピンチが来る。ってなったら、注目集められるんじゃないですか」とした。

石丸氏は「今のは例えですけど」と強調した上で「何か工夫して、自分の政治生命をかけて訴えるという姿勢をまず見せなきゃ、自分達の思いって伝えられなくないですか?政治家の仕事ってそういうものじゃないですか」とコメント。「その代わり、僕が立憲民主党の代表に勝ったら、僕を立憲民主党の党首にしてください。のっとります。潔く。僕は負けて失うものがないという、ちょっとズルい立場なんですけど」と語っていた。

石丸氏は都知事選で落選しながらも2位の得票を獲得。開票後のあいさつでは今後の国政挑戦について聞かれ「決めていない」とした上で「選択肢としては当然考えます。たとえば衆議院広島1区。岸田首相の選挙区です」とコメントしていた。

杉尾氏は東大卒後、81年にTBS入社。報道局記者の後、90年代以降、夕方の報道番組「ニュースの森」キャスターを長らく務めた。15年末に同局を退社。翌16年の参院選で長野選挙区から出馬して初当選し、2期務めている

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