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「MIU」3人は「ラストマイル」構想聞いていた…3作出演の大倉孝二、最速察知説崩壊にガクッ

日刊スポーツ 2024年8月20日 20時4分

綾野剛(42)と星野源(43)が20日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた映画「ラストマイル」(塚原あゆ子監督、23日公開)完成披露試写会で、映画でも同じ世界線で描かれた20年のTBS系主演ドラマ「MIU404」の製作中に、映画の企画を知っていたと明かした。

「ラストマイル」は、同系で18年に放送された「アンナチュラル」と「MIU404」でタッグを組んだ、塚原あゆ子監督と脚本家の野木亜紀子氏が3度目のタッグを組み、両ドラマの世界が繋がったシェアード・ユニバース・ムービー。手がけたのも、両ドラマを手がけ、今回が初めて映画を手がける、新井順子プロデューサーを含めた“黄金トリオ”で生みだした。

20年の年末に、塚原監督と野木氏の間の何げない会話から企画が始まり、新井プロデューサーが、21年早々に両作の延長線上での企画開発を始め、野木氏が流通に関して猛勉強し、21年6月に脚本の初稿が完成。その後、脚本作りと並行し、1年かけてキャスティングを進めた。

映画は、流通業界最大のイベントのひとつ、11月の“ブラックフライデー”の前夜を舞台に、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく物語。

「ラストマイル」で西武蔵野署の刑事・毛利忠治を演じた大倉孝二(50)は、3作全てに出演しており「僕は『MIU404』の撮影中、塚原監督とタバコを吸いながら雑談して、実を言うと構想を先に聞いてしまっていた」と明かした。っそいて「(映画の)話が来た時『あれ、来やがったぜ』という気持ち」と胸を張った。

ところが「MIU404」に出演し、映画では西武蔵野署署長・桔梗ゆづる役を演じた麻生久美子(46)から「『MIU404』撮影終わりに『アベンジャーズ、作りたいんだよね』と言われた」とツッコまれた。大倉は「大恥かいた」と肩を落とした。

さらに、警視庁刑事部第4機動捜査隊の志摩一未を演じた星野源(43)も「『MIU404』の前に、新井さんたちの『こんなのできたらいいね』と聞いていた。それが最速。(ドラマにも)伏線がこめられていると思った」と、ドラマの前から構想を聞いていたと主張。バディの伊吹藍を演じた綾野剛(42)も「(撮影)途中から(映画の構想は)聞いていた。(着用する)メガネとか残しておかなきゃと…」と続いた。

これには、大倉も「いろいろ気が済んだよ」と、自らが映画化を知った一番乗りではなかったと思い知った様子だった。

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