Infoseek 楽天

玉川徹氏「1人でも、だれか踏み込めるのか?」自民党総裁選めぐる注目ポイントを指摘

日刊スポーツ 2024年8月21日 9時50分

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は21日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、岸田文雄首相の不出馬表明に伴い乱戦模様になっている自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)をめぐり、各候補者の「政治とカネ」問題に対する「本気度」を見極めるべきとの認識を示した。

総裁選をめぐっては19日に「コバホーク」こと小林鷹之前経済安保相(49)がいち早く出馬表明したが、現段階で10人を超える「候補者候補」の名前が飛び交う。石破茂元幹事長(67)は24日にも地元の鳥取で出馬表明する見通しで、河野太郎デジタル相(61)も近く出馬会見を予定。小泉進次郎元環境相(43)が出馬の意向を持っているとされるほか、林芳正官房長官(63)や茂木敏充幹事長(68)、加藤勝信元官房長官(68)らの出馬意向も取りざたされている。

玉川氏は「これだけ候補が乱立できるのは、岸田総理が出馬しないから。なぜかというと、裏金問題があったから。そこがすべての始まり」とした上で「本質は政治とカネ。企業側は、お金を払っても自分の企業に有利な政策にしてほしい。自民党側はそういう政策をやってでも(企業側から)お金がほしい。ここの関係を制度的に断ち切らない限り、どこまでいっても(政治とカネのイメージは自民党に)ついて回る」と指摘した。

その上で「自民党がいままでの段階でやっていることでは(そのイメージは)消えない。野党は、企業団体献金禁止をそろって打ち出している。そこにだれか1人でも踏み込めるのか。それを我々は見ないといけない」と、政治とカネをめぐる根本的な部分に関心を向ける必要性に増えた。

一方で「でも(総裁選では)議員の中での数をとらないといけないので、それは(候補者は)だれも言えないと思う」とも言及。「だれも言えない、という事実を見たら、我々ももう1回考えないといけない」とも指摘し、候補者の本気度を見極めるべきとの見方も示した。

この記事の関連ニュース