衆院議員や東京地検特捜部副部長を務めた弁護士の若狭勝氏が21日、フジテレビ系「めざまし8」（月～金曜午前8時）に出演。19日に栃木県内のホンダ販売店でヴェゼル、オデッセイなど11台が盗まれた件で、「検挙に勝る防犯なし」と力説した。
若狭氏はかつて、自身が大型バイクの盗難被害に遭ったことを話した。「ハーレーを盗まれた被害者でして。その後もローンを払い続けた悔しさがある」と経験を語り、「プロの窃盗集団がやっていると流れや役割が決まっていて、検挙は難しいと思う」とした。そのうえで、「外国に送る港で押さえられるか。海外に行っちゃったらダメ。検挙することで封じ込むことが大事」と強い口調で話した。
この盗難事件のあった翌朝には、20キロほど離れた同県内の駐車場で4台が発見された。店舗では金庫がこじ開けられてマスターキーなどと現金およそ200万～300万円が盗まれた。現場にはキーレスエントリーやマスターキー用のボタン電池が残されており、複数人による用意周到な計画的犯行であったことをうかがわせている。