フジテレビの風間進解説委員が21日、フジテレビ系「めざまし8」（月～金曜午前8時）に出演。パワハラ疑惑や贈答おねだりを指摘されている斎藤元彦兵庫県知事について、「進退はどうするのかという緊張感が高まりそう」と語った。風間解説委員は斎藤知事の贈答問題で、「実際に知っている人が59人いるということは、知事と一緒にその場にいたということ」と指摘した。
また、兵庫県の職員に行ったアンケート約4500件の回答で「機嫌が悪いとタブレットや資料を投げつける」「すぐ怒鳴る『暴君』」「瞬間湯沸かし器」などと、高圧的な態度を指摘された。「回答の内容が具体的で、信ぴょう性は高い」とした。
斎藤知事は20日の会見で「コメントは差し控えたい」とした。これらを見ていた元ソウル五輪背泳ぎ金メダリストの鈴木大地初代スポーツ庁長官は、「このパワハラのやりとりだけでどんだけの時間を割いているのか。それだけ知事としてどうなのかと思っちゃいます」と資質を疑っていた。
コメンテーターでタレントの矢沢心は、「下で働く人は本当につらいだろう。精神的苦痛を味わっていると思います。すさまじいところだった。覚悟を決めての実名回答だったと思います」と語った。
兵庫県は100条委員会を設置。23日には関係者の証人尋問が始まり、アンケートの一部も公開される。また、来週30日には同委員会による知事の証人尋問も予定されている。