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オバマ氏「Yes she can!」自身キャッチフレーズもじりハリス氏の米大統領選支持要請

日刊スポーツ 2024年8月21日 15時24分

米民主党大会は20日(日本時間21日)、中西部イリノイ州シカゴで2日目を迎え、バイデン大統領(81)に代わり、米史上初の女性大統領を目指すカマラ・ハリス副大統領(59)への激励スピーチに、黒人初の大統領になったオバマ元大統領(63)とミシェル夫人(60)が登場した。米CNNなどが生中継で報じた。

最初に登壇したミシェル氏は、バイデン氏の撤退論が続いていた際に出馬待望論もあったほど、現在も高い人気を誇る。ミシェル氏は「カマラは今の時点で、すでに勝利への準備ができている。彼女ほど、大統領を目指すための資格を持っている人がいるでしょうか」と呼びかけると、会場は大歓声に包まれた。

また「つい最近までは米国の夢や希望がついえるかもしれないという、未来への不安があった。米国の定義を、自分で決めるべきではない」と、共和党のトランプ前大統領(78)を念頭に批判。「向こうはこれから、彼女の真実を邪魔しようとしてくるでしょう。私たち夫婦はその真実を知っている。長年、トランプ氏は、自分の力を使って私たちが恐れるように仕向けてきた」「彼は(今も)同じようなやり方をしている。性別や人種差別的な発言で相手を批判してくる」と警戒しつつ「カマラ氏と(副大統領候補の)ウォルズ氏以外、選択肢はないのです」と訴えた。

「もし結果が(民主党員が望むものと)違えば苦しくなる。カマラの言動に批判が強まっており、女性であることへの批判もある。だからこそ戦い続けないといけない」とも訴えた。

続いて登壇したオバマ氏は、自身の大統領時代に副大統領だったバイデン氏の功績をたたえ、ねぎらった上で「バトンは、ハリス氏に手渡された。私たち米国には、より良い物語を求める準備がもうできている」と主張。また、自身の有名なキャッチフレーズ「Yes we can!(私たちにはできる!)」をもじり「Yes she can!(彼女にはできる!)」と訴えた。

前日は初日の党大会に出席したハリス氏はこの日、中西部ウィスコンシン州の集会会場からリモート参加した。また党大会では、出席した代議員の形式的な投票で、ハリス氏の候補指名を確認した。

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