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ジョーカー議員が都知事選無効の申し立て棄却を報告「今後選挙なんて怖くて出れません」

日刊スポーツ 2024年8月21日 15時52分

7月の東京都知事選に立候補し落選した「ジョーカー議員」こと河合悠祐(河合ゆうすけ)氏が21日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。56人の立候補者に対し選挙ポスター掲示板のスペースが48人分しかなかったことは選挙管理委員会に重大な過失があったとして、選挙の無効を訴えた異議申し立てが棄却されたことを報告した。

河合氏は「都知事選の無効の異議申し立ての結果が届きました」と報告。「一言でいうと、日本の民主主義は終わりました。本当に無念です」とした。

選管の決定を通知した文面も公開。「何も理由を言ってないに等しい判決です」とし「こんな独善的な決定がまかり通り、公平な選挙が行われないなら今後選挙なんて怖くて出れません」と私見を記した。

公表された文書によると、河合氏は、スペースのない8人がクリアファイルに入れて掲示板の枠外に貼ることに対する労力や不公平さを指摘。事前に立候補が多数となることは選管に「予見可能性があったことは明白」などと指摘していた。

一方、選管は「小池候補の2,918,015票、石丸伸二候補の1658,363.406票、蓮舫候補の1,283,262票、田母神としお候補の267,699票等となっており、外周区画設置者のうちの最多得票はひまそら候補の110,196票となっている。上記のうちひまそら候補以外の者は、外周区画設置の取扱いを受けてない者であり、外周区画設置者の存在によってその得票数が影響を受けたことを示す事情は見当たらない。一方、ひまそら候補は外周区画設置の取扱いを受けているが、その得票数が小池候補の得票数2,918,015票を上回るためには、現実の得票数である110,196票に加えてその約2548倍である2,807,820票以上の得票が必要となるところ、同人のポスターが既存区画に設置されたとした場合に、これだけの得票を得る可能性を示す事情は見当たらない」などと、棄却の理由を説明したとしている。

河合氏は都知事選で21番目となる2035票を獲得。選挙期間には、“ほぼ全裸”の女性の写真を掲載した選挙ポスターを掲出して警視庁から警告を受けた。

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