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八代英輝弁護士「過渡期で方針が問われる」セブン&アイHDがカナダのコンビニ大手から買収提案

日刊スポーツ 2024年8月21日 16時1分

国際弁護士の八代英輝氏が21日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスが、カナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」から買収提案を受けていることが明らかになった件でコメントした。

「社会の明かりだったり、災害時の頼みの綱になるなど、民間で担っている部分が多い。これに対し、物言う株主が経営の効率化を求めている。その過渡期に来ている。今回、経営方針などが問われる」。

2005年(平17)と20年の2度、過去に買収提案を受けたこともある。株価の低迷、円安による割安感、不採算事業を抱えていることなどが要因とてみられる。セブン&アイ・ホールディングスは世界に約8万5000店、売上は今年2月期で約11兆円、時価総額は5兆円を超えるとされる。

対するアリマンタシォン・クシュタールはカナダ、米国など30カ国でコンビニ、ガソリンスタンドなど約1万6700店を持ち、今年4月の売上は約10兆円。時価総額8兆4000億円にも上る。

セブン&アイ・ホールディングスは昨年9月、「そごう・西武」を売却。スーパー「イトーヨーカドー」のうち33の不採算店舗を26年2月までに閉鎖するなど、経営強化を図っている。

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