俳優加藤和樹（39）が22日、米国の劇作家、ニール・サイモンの名作コメディー「裸足で散歩」（9月27～29日、大阪・サンケイホールブリーゼ）の取材会に出席した。2年ぶりの再演に加藤は「さらにブラッシュアップした舞台にしたい」と意気込んだ。
1963年にブロードウェイで初演。67年に映画化された。舞台は米ニューヨーク。真面目な新米弁護士のポール（加藤）と、明るく自由奔放な妻のコリー（高田夏帆）は新婚旅行を満喫し、新居の古いアパートへと帰ってくる。風変わりな隣人たちに巻き込まれながら、2人の心にすれ違いが生じていく。カップルの夫婦げんかが巻き起こす騒動では、小粋な会話劇と間合いが笑いを誘う。
作品の魅力について、加藤は「腹を抱えて笑うというよりは、クスッ、クスッと笑って、見終わった後に心が温まる作品」とPRした。
大阪で開幕し、北海道から九州まで全国各地で公演する。