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「総裁ロンダリング」国民玉木代表が自民党総裁選の本質を表現「替われば忘れてくれると期待」

日刊スポーツ 2024年8月23日 12時4分

国民民主党の玉木雄一郎代表は、22日夜に放送されたBS11「報道ライブ インサイドOUT」(月~金曜午後9時)に立憲民主党の泉健太代表と出演し、乱戦模様の自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)について「総裁ロンダリング」と指摘した。

総裁選をめぐっては、今月14日の岸田文雄首相の不出馬表明を受けて、19日に小林貴之・前安全保障相(49)がいち早く出馬会見を行ったが、24日には石破茂元幹事長(67)が地元鳥取で出馬表明し、26日には河野太郎デジタル相(61)が都内で出馬会見を行う予定。現段階で11人の出馬が取りざたされる一方、「表紙の掛け替え」に躍起になる自民党への冷ややかな視線も向けられている。

玉木氏は「顔を変えるとか、刷新感を出すとよくいわれるが、これはだれのためなんですかね。自民党の議員の、次の選挙のためなんです」と指摘。「我々(野党)は政治の信頼を取り戻し、物価高騰に苦しむ国民のための政策を求めているのであり、国民のための刷新感でも新しい顔でもない。むしろ新しい政策や政治姿勢を期待しているのであって、(自民党が従来と)同じことをやるなら、顔を変えたって自分たちのためだけなんですよ」と、総裁選の「裏テーマ」に苦言を呈した。

その上で「今、なんで政治がなぜ信頼されないかというと、申し訳ないけど野党も含め、次の選挙のことを最優先するからだめ。それを犠牲にしても自分は落ちてもいいからこの国の未来、日本の政治のためにやるんだという覚悟と迫力が見えないからだめ。みんな保身じゃないですか」と、自戒を込めて口にした。

その上で「裏金議員が座っているのも、マネーロンダリングじゃないけど、総裁ロンダリングで、総裁が替わったらそれで全部(有権者が)忘れてくれて、落ちる予定だった議員が(選挙で)通るとか、そういうことを期待しているからだめなんですよ」と、語気を強めて批判した。

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