お笑いトリオハナコの岡部大（35）が23日、都内で「秋田県冬の大型観光キャンペーン100日前イベント」に出席し、あきた観光大使に任命された。
岡部は秋田市出身。佐竹敬久県知事から委嘱状を受け取り「30歳過ぎたあたりから、秋田のために何かしたいという思いが強くなっていたのでこのような役職をいただけてうれしいです」と笑みを浮かべた。
大学進学を機に18歳で上京し、以降は東京在住でお笑い芸人として活躍している。「冬は雪の中を、前がどっちか分からないまま登下校した思い出があります」と故郷での記憶を思い返し、「今回観光大使をいただけたことをきっかけに、知らない秋田を知っていって、新鮮な気持ちで秋田ってこんなに良いところがあるんだって発信していきたいです」と意欲を示した。「（バナナマン）日村さんや有吉（弘行）さんが、秋田が好きだとか言ってくれるのがうれしくて。僕がもっと紹介できるように引き出しを増やしていきたいなと思います」とも宣言した。
佐竹知事は「キャンペーンまで100日。おもてなしの心で官民一体となって準備しています。岡部さんよろしくお願いします。期待しているよ！」と投げかけた。岡部が出演していたNHK大河ドラマ「どうする家康」を視聴していたといい「大好きで全部録画していました。大変良いキャラクターであの番組にぴったりでした」と好評し、岡部の発信力に期待した。佐竹知事と握手をかわした岡部は「僕が学生の時から知事をやっていたので、まさか一緒にお仕事できるとは…」と恐縮していた。
同キャンペーンは「誰と行く？冬の秋田」をキャッチコピーに、温泉、食、酒、雪などをキーワードに秋田の魅力の再発見をアピールしていく。期間は12月1日から来年2月28日まで。秋田県全域で行われる。県としては6年ぶりの単独開催。