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河野太郎氏、マイナカードなどに触れ「批判あったが前に進めた」自民党総裁選に正式表明

日刊スポーツ 2024年8月26日 14時2分

自民党の河野太郎デジタル相(61)は26日、国会内で記者会見し、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に出馬することを正式に表明した。河野氏の総裁選出馬は野党時代の2009年、前回の2021年に続いて3度目。

河野氏は「国民と向き合う心。世界と渡り合う力。有事の今こそ、河野太郎」というキャッチフレーズが書かれたボードの前で記者会見。ロシアのウクライナ侵攻など激動する世界情勢に触れながら「残念ながら、今の米国大統領選では世界の形に関する議論は、あまり聞こえてこない。日本が果たすべき役割は何なのか、行動に移さないといけない」と指摘。2年弱の外相経験もあることから、今回の総裁選について「総理大臣たる総裁を選ぶ選挙では、世界の形というものをしっかり議論しないといけない総裁選だと思う」と述べた。

一方で「改革と言うのは簡単だが、大事なのは、傷だらけになりながらも改革をとことん進めていく強い意思があるのか、やるべき改革をやった実績があるのかが問われると思う」と主張。「私は(はんこ)押印の廃止やコロナワクチン、ライドシェア、マイナンバーカードなど、いろんなことに批判はあったがやってきた。それなりにものごとを前に進めてきた」と、自身が手掛けた施策に批判はあるとしながらも実行したと胸を張り、「ただ口で『改革』と言うのではなく、積み上げてきた実績が問われる総裁選だ」とも訴えた。

「さまざまなところで有事に直面している日本の国民のみなさん、この有事を乗り越えるために、河野太郎はこれまでの経験を生かし、この国をさらに前に進めたい。多くの国民のみなさまに私の経験を信用して頂き、ご支援を賜りたい」と、支持を呼びかけた。

具体的な政策については来月2日、あらためて記者会見して発表するという。

前回、河野氏は、石破茂元幹事長(67)と小泉進次郎元環境相(43)の支援を受けて「小石河連合」として臨んだが、決選投票で岸田文雄首相(67)に敗れた。今回は石破氏、進次郎氏ともに出馬するため、対決する形となり「小石河」体制は崩れる。

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