俳優杉良太郎（80）が26日、東京・霞が関の中央合同庁舎で「特別健康対策監」委嘱状を交付された。
杉は武見敬三厚労相から委嘱状を笑顔で受け取り、委嘱期間を定めず「特別健康対策監」に就任した。警察庁からは「特別防犯対策監」、法務省からは「特別矯正監」を永久委嘱されており、今回で3つ目の永久委嘱となった。「がんじがらめになっちゃったな」と笑いつつ、「健康に気をつけて、やるからには一生懸命に」と意気込んだ。
12年から肝炎対策国民運動特別参与、20年からは健康行政特別参与として健康に関する啓発活動に精力的に取り組んできた。長期にわたって健康行政に多大な功績があることから、「特別健康対策監」就任となった。
今月14日に80歳の誕生日を迎え「70歳とは違うね、自分の身体でよく分かります。見た目歳いってると思わないとか言われますけど、中身は老化してるんじゃないかと思う」と吐露。「1週間に2回くらいはジムに通って筋肉を付けています」と明かした。
杉は高齢者の健康増進のため、ダンスを推奨している。パリ五輪で注目を集めたブレイキンについて聞かれると「あの動きは神業みたいなもの。人間ってここまで動けるんだっていうのを皆さん見ていただけたと思います」と話した。「あそこまでできなくても、ダンスは楽しみながらリズムに乗って、そして人に見てもらうのが大きな要素になっていると思うので。一度動いていただけたら分かると思います」と呼びかけた。