英国のヘンリー王子（39）が、9月に予定されている国連総会ハイレベルウイークと気候変動ウイークに合わせて米ニューヨークを単身で訪問することが発表され、兄ウィリアム皇太子（42）と同時期にニューヨークに滞在する可能性が浮上した。
ハイレベルウイークは9月23日から27日の日程で、気候変動ウイークは22日から29日にかけて開催される。一方、9月24日には、ウィリアム皇太子が2020年に設立した気候変動など、地球が直面する最大の危機である環境問題の解決に取り組む人たちを表彰する「アースショット賞」のサミットが、ニューヨークのプラザホテルで開催されることになっている。
米ピープル誌によると、妻のキャサリン皇太子妃ががんの治療中であることや9月下旬は3人の子どもたちが夏休みを終えて学校が始まっている時期のため、皇太子が3回目となるサミットに出席するかどうかは現時点で分かっていないという。一方で夫妻は2022年に米ボストンで行われた第2回サミットにはそろって出席しており、皇太子が力を入れているプロジェクトだけに単身での参加の可能性も取りざたされている。
ヘンリー王子の広報担当者によると、王子の訪問はパトロン活動並びに慈善活動のイニシアチブを推進するのが目的で、王子が理事を務める非営利団体「アフリカンパークス」や地雷除去活動を行う英NGO「ヘイロー・トラスト」、ダイアナ元妃の功績と遺志を受け継ぎ世界をよりよく変えようとする若者たちをたたえる賞を主催する慈善団体「ダイアナアワード」の活動に参加するほか、妻のメーガン妃と共同で設立したアーチウェル財団の活動も推進する予定だという。訪問日時や滞在先などの詳細は不明だが、兄弟が同じ日にニューヨークに滞在することになれば話題を呼ぶことは間違いない。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）