片岡愛之助、市川中車、中村壱太郎、藤間勘十郎が28日、都内で行われた「立川立飛歌舞伎特別公演」（11月21日から、東京・立川ステージガーデン）の制作発表会に登壇した。立飛グループ創立100周年記念事業として、昨年に続いての開催。「新版 御所五郎蔵」と、社名をタイトルに入れた新作舞踊「玉藻前立飛錦栄」を上演する。
2役を務める愛之助は「別の役者が演じているのかな、と思っていただけたら幸い。今からわくわく楽しみ」。中車は「かたき役を大きく演じたい」と話した。9役の早変わりと宙乗りに挑戦する壱太郎は「人生で初めて空を飛ばさせていただく。高いところは苦手なので動揺していますが、懸命に務めたい」。2作の脚本、演出を務める勘十郎は「後世に残るものを」と気合十分。立飛ホールディングスの村山正道社長は「立川を芸術文化の街にしたい」と思いを語った。