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【パラ】「ギロチンはありません」開会式で組織委会長豪語 ピアノ演出にはSNS批判も

日刊スポーツ 2024年8月29日 9時59分

パリ・パラリンピックが28日(日本時間29日未明)、開幕し、コンコルド広場で開会式が行われた。インターネット上では「パリパラリンピック」「パラリンピック」などがX(旧ツイッター)のトレンドワードになった。

大会組織委員会のエスタンゲ会長はスピーチの冒頭「安心してください。今日はバスチーユも襲撃も、ギロチンもありません」とあいさつした。五輪の開会式の演出を念頭に置いたものとみられる。五輪開会式では、フランス国王ルイ16世の妻でフランス革命で処刑された王妃マリー・アントワネットを想像させるドレス姿の女性たちが「生首」を手に、かつて王妃が投獄された「コンシェルジュリ」の窓に並んで歌う演出が披露され、世界に衝撃を与えた。

この会長発言には、SNS上で「うわ自分で言いやがったよ」と指摘するコメントもあった。

一方、パフォーマンスの中ではグランドピアノが多く登場したが、ピアノの上にパフォーマーが立つ演出もあり、SNS上では批判のコメントが相次いだ。

「ピアノの上に上がるとは、いくらパフォーマンスでも非常に不愉快だ。先日のパリオリンピックの開会式でもピアノを燃やす演出があったり、怒りさえ込み上げてくる。楽器本来の使い方をして欲しい」「パリパラリンピック開会式、ピアノの上で踊ったり乱暴に鍵盤たたいたり車椅子乗せたり…ピアノを何だと思ってる? 開会式の時もピアノの燃やして最悪だったし、これ考えたやつピアノに恨みでもある? グランドピアノ200万くらいだぞ? 美しい旋律を奏でる楽器として敬えよ」などのコメントが寄せられている。五輪開会式でもピアノを燃やす演出が登場、批判の声が出ていた。

パリパラリンピックには、過去最多168の国・地域(難民選手団を含む)から約4400人の選手が出場する。日本選手団は海外で開催された大会では最多の175人が出場。熱戦が期待されている。

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