弁護士の紀藤正樹氏が29日までにX（旧ツイッター）を更新。公職選挙法違反で自民党を離党し、28日間で辞職した堀井学元衆院議員（52）について言及した。
「堀井氏の安倍派からのキックバック額は1714万円分、対しこれまで起訴や略式起訴されたケースは3000万円超えが基準。不合理さは否めない」とつづった。
堀井氏は29日、公選法違反で東京地検特捜部に略式起訴された。2021年から昨年にかけて選挙区内の人に対して秘書を通じて香典を渡すなど、違法な寄付をしていたとされている。
また、2021年までの3年間、自民党安倍派からのキックバックで得たパーティー収入1714万円分を政治団体の収支報告書に記載していなかったとして、政治資金規正法の虚偽記載でも略式起訴されている。保利医師の事務所で管理されていた香典は、この資金はから支出されていたという。
自民党派閥の政治資金裏金疑惑ではこれまでに起訴、略式起訴されたのは、不記載の金額が3000万円を超えていた。今回は下回るが、特捜部は「額だけでなく、動機や他の犯罪事実の有無、供述など、もろもろの事情を考慮した」としている。