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JTBの小豆島プロジェクト 9月12~17日に「レベル2」自動運転バスの走行実証

日刊スポーツ 2024年8月30日 12時41分

JTBは30日、香川県土庄町(とのしょうちょう)、小豆島交通、scheme verge、BOLDLYとともに、香川・小豆島の持続的な発展に向け、アクセルやハンドルを自動で制御してドライバーをサポートする「レベル2」の段階での自動運転バスの走行実証を9月12日から17日に実施すると発表した。

区間は、小豆島の主要港の1つである土庄港から人気観光地「エンジェルロード」まで。午前10時台から午後5時台まで、1日につき往復7本運行され、誰でも無料で利用できる。

瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、「二十四の瞳映画村」、オリーブ畑、紅葉が美しい寒霞渓(かんかけい)などの観光資源に恵まれている。近年は瀬戸内国際芸術祭も開催され、外国人観光客も含めた国内外からの来訪者が年々増加している。

一方、島内では少子高齢化が加速し、運転免許証の返納者の増加と、高齢によるバス・タクシー運転手のリタイアが同時に進行している。島民や観光客の公共交通を使っての移動が課題となってきた。こうした背景から、島民と増加する観光客が安心して利用できる、持続可能な公共交通の整備が求められている。

これは、JTBが推進するエリア開発事業である「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」の第2弾。自動運転バスの導入による小豆島内の公共交通の課題解決を目的として、電気バス(定員15人)での走行実証となる。課題を確認し、将来的にレベル4での実装につなげる。

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