Infoseek 楽天

「吉村さんも焦っている」斎藤元彦県知事問題は「維新のガバナンスも問われる」東大准教授が指摘

日刊スポーツ 2024年8月30日 19時21分

東大准教授の斎藤幸平氏は30日、TBS系「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)にリモート出演し、斎藤元彦兵庫県知事(46)の疑惑告発文書問題をめぐり、この日行われた兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)による斎藤氏に対する証人尋問をめぐりコメントした。

斎藤知事は2021年の県知事選で、自民党と日本日本維新の会の推薦を受けて初当選した。維新の共同代表を務める大阪府の吉村洋文知事は27日、百条委での斎藤知事の対応が不十分だった場合、「当然(辞職を求める)可能性はありえます」と、辞職勧告の可能性を示唆。それまでは「まずは真実を明らかにすべき」などと事態を見守る姿勢だったが、世論の根強い批判を踏まえ、態度を一転させている。

こうした維新側の対応を含め、今後の影響について問われた斎藤氏は「ほかの疑惑もある。おねだりや裏金みたいな。こういうことが、維新全体のガバナンスについても、今後問われることになってくると思う」と、指摘。「衆院選が近いなんて言われる中で、維新は身内に甘いじゃないか、処分の基準がはっきりしないとなれば、政治とカネを追及する政党として売り出してきた維新にとっては、イメージダウンが必至。かなり吉村さんたちも焦っているのではないかな、と見ています」とも述べ、早期の衆院解散が指摘される中、斎藤知事問題への対応次第では維新にも影響が及ぶ可能性に触れた。

この記事の関連ニュース