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池波志乃、中尾彬さんの死後10キロやせた…中尾さんが入退院明かさず仕事したことも明かす

日刊スポーツ 2024年8月31日 13時45分

池波志乃(69)が31日、東京ビッグサイトで行われた、一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)主催「第24回JAPANドラッグストアショー」でトークイベントを行った。5月16日に81歳で亡くなった夫の中尾彬さんが、23年のJACDS主催の「第3回Men’s Beauty アワード」でライフスタイル部門を受賞した縁で登壇。中尾さんの死後、池波が公の場に出るのは初めて。

池波は「私も半分、仕事を辞めていた。全部、始末したつもりだった…中尾さんのおかげで今、私、ここに呼んでいただいたので。最初、グッタリしていましたけど、へこたれたら怒られるなと、後始末を一生懸命やっていた。元気じゃないけど使命感で頑張れちゃった、というのが続いています」と近況を語った。

46年の結婚生活を振り返り「先輩なので外に出ると『中尾さん』と言っていた。舞台もやる時はバラバラだったんで。半分は仕事仲間、後半は同士」と、独特名夫婦関係だったと説明。「一緒に片付けて、他に迷惑をかけないように逝かないとといけないねと…結果、最後の15年はベッタリ一緒にいて」と、ここ15年が夫婦として、最も濃密な時間だったと語った。

中尾さんの晩年の生活も明かした。「本人も遺言していたとおり、中尾彬として何かができなくなったとき、そのまま逝くんだと…ずっと頑張って逝った。役者でいるための努力をしていたので足腰がきつくなっちゃっていた」。

中尾さんが、実は病で入退院を繰り返していながら、貫いた俳優としてのプライドで公表していなかったと明かした。23年の授賞式での、中尾さんのトークを収めた映像が会場に流れる中「実は…病気で手術しちゃってるのも入退院、リハビリしていても誰にも言わず、知らん顔して役者だと。それを何年かおきに、具合悪くてもしていたものだから、体の中が弱ってしまって、最後の最後は余計なことをしないでくれ、というようになって、本人は思い通りに逝けたと思う」とも語った。

「1人になっちゃって、1人前、作るのが難しい。反応があるから作るんだな…ないと、何となく作るのがなえています」と、中尾さんの死後、食事の手作りが難しくなったと明かした。「最初、何も食べたくなく10キロ以上(体重が)落ちてしまって」と食事を作ることができず10キロ、やせたことも吐露。「1人前、どうやったらおいしく作られるか研究して、戻りました。お鍋の大きさも変えないとダメ。研究中です」と、中尾さんが残した料理ノートに、死後、50日目から料理を書き、再開していることを明かした。

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