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岩田明子氏「気になる」岸田首相と石破茂氏の官邸40分会談「政局的に非常に興味深い」

日刊スポーツ 2024年8月31日 17時26分

元NHK解説主幹でジャーナリスト岩田明子氏は、30日夜に放送されたBSフジ「プライムニュース」(月~金曜午後8時)に出演し、自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)への出馬を表明した石破茂元幹事長(67)が30日に岸田文雄首相と面会したことについて、「(内容が)気になる」と指摘した。

この日の番組前半のコーナーで出演した石破氏は、首相との会談について「久しぶりに1対1で話した。最初15分の予定が、40分くらいになったかなあ」と、当初の予定をオーバーしたと振り返り「(話したのは)本当に、自民党をどうするんだということ。選挙が近いといわれるが、だれのせい、かれのせいではなく、1人1人が有権者に向き合い、お願いする。そういう自民党でないとだめだよねという話だった」と述べた。番組キャスターの反町理氏に「(首相が不出馬表明で)ものを自由に言えるようになると、意外と接点が多いと(感じたと)いうふうに聞こえる」と水を向けると、石破氏は「そうでしょうね」と認め、首相と自身の共通点にも触れた。

石破氏の出演後、総裁選に関する解説者の1人として登場した岩田氏は「ジャーナリストとしては、40分間のやりとりの中身が。共感する部分が多かったというところが」と興味津々の様子で語り「共感する部分が多かった、というところが。共感というとやっぱり決選投票になった時に、どれくらいの協力に?という相似形に置き換えてしまう。この部分に非常に注目しました」とも述べた。

岸田派は解散を決めているが、46人とまとまった数の議員が所属。候補者が乱立する今回の総裁選は1回目の投票で決着がつかず、上位2人による2回目の決選投票となる可能性が高く、決選投票になった場合の「連携」をにらんださまざまな動きが水面下で始まっていることが念頭にあるとみられる。

岩田氏は「岸田派も、最後は一致結束(で投票する)ということを確認したんですよね。そして石破さんと会談したとなると、きょうの40分間の、共通項がたくさんあったという会談は、気になりますね」と述べた。「最後は結束して行動を取ろうという岸田派のトップとあいさつをするというところが、非常に政局的におもしろく興味深く拝見しました」とも口にした。

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