ジャーナリストの岩田明子氏（55）が31日放送のカンテレ「ドっとコネクト」（土曜午前11時20分、正午）に出演。自民党総裁選の見通しについて自身の見解を語った。
総裁選をめぐっては、立候補者が乱立する状況となっているが、石井亮次アナウンサー（47）から、「今、どうですか？ 岩田さんの中で」と問われると、「この瞬間、たった今で言ったら、一番可能性が高いのはやっぱり小泉進次郎さんですね。今は、ですよ？」と話す。
「でもまだ始まっていない。討論会もやっていない。他の候補はまだ表明もしていませんので。とにかくいろんなことが起こるのが総裁選ですからね。以前、石原伸晃さんが1位だってずっと言われていた時に、たった一言の失言で急失速しましたから。何が起こるか分からない」とも述べた。
候補者の乱立で、最終的には決選投票になる見通しだが、「小泉さんと誰が決選投票になるんですか？」との問いには、「この組み合わせを、政治家たちはパターンA、B、C、D…とやっているわけですよ」と、さまざまな可能性が検討されていることに触れる。
立候補者には石破茂元幹事長、高市早苗経済安全保障担当大臣、河野太郎デジタル大臣ら多彩な顔ぶれがそろっている中で、岩田氏は茂木敏充幹事長の名前を挙げ、「たぶんないとは思うんだけど、茂木さんがめっちゃ緻密な戦略を展開している。もともとすごい緻密な人なんだけど、100パターンぐらい考えてやっているんですよ」と明かす。
「しかも、幹事長を経験しているからいろんな選挙の応援もやっていますし、各地方を回っていますから、ダークホースでいきなり…。たぶん3位か4位だと思うんですけど、この人がどこまでいくかっていうのも、一つの隠れた要素」と指摘した。
また、「一番苦悩しているのは麻生（太郎）さんだと思います」と、麻生太郎副総裁の動向が一つのカギになるとの見方も示し、「（麻生氏は）ちょっとでも間違ったら、今までずっと主流で力を保持していましたけど、急速に影響力を失うことになるので、悩んでいると思いますよ」と話していた。