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池波志乃、中尾彬さん死後初の公の場「一時はしょげておりまして」贈られたメガネ「連れてきた」

日刊スポーツ 2024年9月1日 19時30分

池波志乃(69)が8月31日、都内で行われた第24回JAPANドラッグストアショーのトークイベントで、5月に81歳で亡くなった夫の中尾彬さんの死後、初めて公の場に登場した。

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池波は登壇早々「中尾が亡くなりまして、今日でちょうど115日目」と切り出した。「終活とかして覚悟していましたけど、あまりに急に逝ってしまって。一時はしょげておりまして。人前に出るのが初めて。ドキドキ」。婚約指輪や結婚指輪をもらうことがなかった中尾さんから、昨年初めに贈られたメガネを「連れてきてあげようかな」とかけてきたと明かした。

トークイベントでは、中尾さんが「かみさんに前の晩に『朝、何食べたい?』と聞かれ、思い浮かべて言うんだけど変わる。だから和、洋、中華を用意してくれる」と語る映像が流れた。池波は映像を見つめ「1人前をつくるのが難しい。反応がないとなえ、何も食べたくなく10キロ以上、落ちてしまって」と中尾さんの死後、やせたと明かした。それでも、死後50日目から1人前用の鍋を買い替え、中尾さんが「なるべく書くように」と20年、食べたものだけ書いたノートにレシピを書き、1人前の料理をおいしく作る研究をし「元気になった」という。

46年の結婚生活を「半分は仕事仲間、後半は同志」と評し、夫婦として濃密だったのは「ベッタリ一緒にいた最後の15年」と振り返った。囲み取材で質問の答えに窮すると「2人で出ているものが多かったものですから。今、隣にいないんだなと感じました」と寂しさをにじませた。「あと何年か分からないけど、どうやって生きていくか探っている途中」と1人で生きていく道を模索していると言いつつも「いつも、ここにいて見られている感じ」と、中尾さんを感じながら生きていると吐露した。【村上幸将】

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