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擁護施設出身のやす子「可哀想と思われて…そこから嘘の明るい自分でいた」20歳前後までの苦悩

日刊スポーツ 2024年9月2日 16時32分

お笑い芸人やす子(26)は日本テレビ「24時間テレビ47」(8月31日午後6時半~1日午後8時54分)のチャリティーマラソンを無事に完走した。放送前日にあたる8月30日には異例とも言える他局で自身のルーツを語っていた。

出演したTBS系「A-Studio+」(金曜午後11時)内でやす子は、MCに促される形で「24時間テレビ」をPR。さらに自身が母子家庭で、高校時代は擁護施設に入っていたと告白。さらに自身のお笑いのルーツとなる“空元気”についても言及していた。

やす子は高校まで感情表現が苦手と明かし「擁護施設にいたっていうのを言うと友達にひかれたりとか。タブーに思われていた。それからはこのことは隠さないといけないと思って、明るく振る舞っていた」と語った。

さらに「擁護施設にいたって言うと、かそいそうって思われる時もあったので。そこからウソの明るい自分でいたような気がします。二十歳ぐらいまでは」と当時を回想した。

MCの笑福亭鶴瓶から「会ったら元気になる」と言われ、「空元気から始まった」と切り出した。

「子どもの時は貧乏で、シャンプーで体操服を洗ってたりしてたんですけど。本当に自分にとって、人に見られたくない部分を隠すための空元気から、あれ? 明るくいると周りの人が笑ったりするんだなっていうのを小学生ぐらいの時に気付きましたね」と語った。

そして「小学生の時や中学生の時、給食でしかおなかを満たせない時期だったんですけど、いっぱいお替わりするとイジられるじゃないですか。イジられた時に『食べるの大好きなんだよね』って、明るく振る舞った時にみんなが笑ってくれたんですね」と続けた。さらに「自分は家で食べられないのを空元気でやっていたのを笑ってもらって。明るくすると、隠せるし、みんなも笑うんだっていうのが大きな発見でしたね」と回想。「今は本音で明るくなってますね」と笑顔で語った。

やす子は台風10号の影響で初日は横浜・日産スタジアムでの周回コースとなる中、2日目は早朝からロードへ。計81キロを走破してメイン会場の東京・両国国技館に到着し、放送時間内に収まる午後8時41分にゴールテープを切った。

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