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玉川徹氏、斎藤元彦知事による深夜の県職員叱責「時代からズレている人に知事の資質あるのか」

日刊スポーツ 2024年9月3日 12時4分

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は3日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などに関連し、斎藤知事が、深夜に部下に対して「叱責(しっせき)」メッセージを送りつける行為が常態化していたとされることについて「時代からズレている」とし、知事としての資質に強い疑問を指摘した。

先月30日に行われた兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)で行われた斎藤知事への証人尋問で、出席した委員から、深夜や休日に関係なく、部下にチャットで指示するという内容の指摘がなされた。また県職員へのアンケートで「指示は夜間、休日を問わずに行われ、対応が遅れると怒られると聞いた」などの声があったことも判明した。これに対し、かつて総務省のキャリア官僚だった斎藤知事は「約20年間、中央官庁などでやってきた、徹底的な仕事の仕方」「仕事は厳しくするというのが私のスタイル」などと発言。「勝手知ったる仲で、甘えがあったかもしれない」と述べつつ、パワハラに該当するかどうかの論評はしなかった。

玉川氏は「この人は総務官僚だったんですよね」とした上で「確かに中央官庁の官僚は、国会対応などで非人間的な働き方をしていて、今はそれが問題だといわれている。中央官僚の時にやっていたことを、斎藤知事はそのころ、おかしいと思わないでやっていたのか、ということになる」と指摘。「思っていないでやっていてそのまま、自分がトップに立った後も、おかしくないと思ったからやっていたという人なら、完全に時代からズレているという話」と断じた。

また「時代が変わったという認識は多くの人が持っている」として「テレビ業界でも昔は、今でいうパワハラやセクハラがいっぱいあったけど、時代が変わって少しずつ適応してきている」と主張。「時代がそういうふうに変わっていることを、まったく知らずにきたのか。そういう人が県政のトップに立っていい人なのか、という話になる」と述べ、働き方に関して斎藤知事の認識には時代との大きなギャップがあるとの認識を示した。

「官僚の時に、これはおかしいと思うけれど仕方ないから我慢しながらやってきた人が、自分が逆の立場になった時、じゃあ、やっていいんですか、というのもダメ。自分がおかしいと思っていたことは、自分がトップに立ったら、やめればいいだけの話」とも指摘。「もし今でも『正しい』みたいにやっていたというなら、それもズレている。どっちにしても、時代からずれている人は、知事として県のトップとして資質があるんですか、という話がここにまるまる、出ていると思う」と訴えた。

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