TBSラジオは4日、「CM無断差し替えについての調査結果のご報告とお詫び」と題して文書を発表し、役員体制の見直しを報告した。
営業担当者が広告主に無断でCMの内容を差し替えて放送していた問題で、経営責任を明確にするため、三村孝成会長が9月30日付で辞任し、林慎太郎代表取締役社長は10月1日付で代表権を返上する。BS－TBS向井明生専務が代表取締役会長に就任する。また、林社長は10月からの3カ月間、月額基礎報酬の30％を自主返納する。
TBSホールディングスは6月19日に営業社員によるCM無断差し替えについて公表。第三者を入れた委員会で調査を行ってきた。調査の結果、広告主1社の無断差し替えに加え、別の広告主1社の生CM差し替えが確認されたという。他の営業担当者による不正や、上長からの指示などは確認されなかった。