ドナルド・トランプ前大統領の末っ子バロン氏（18）が4日、米ニューヨーク大学（NYU）での大学生活をスタートさせた。今年5月にフロリダ州パームビーチにある高校を卒業したバロン氏は、今秋からニューヨークの大学に進学すると報じられていた。
米ニューヨーク・ポスト紙が、シークレットサービスに付き添われて登校する様子を写真入りで報じた。白いポロシャツに黒いパンツ、アディダスのスニーカーを履き、バックパックを無造作に片方の肩にさげて授業初日にマンハッタンの中心部にあるキャンパスに到着する様子を伝えている。
関係者によると、バロン氏は父トランプ氏が所有するミッドタウン5番街にあるトランプタワーから通学する予定だという。この日も、トランプタワーからシークレットサービスの運転する車でキャンパスに到着。両側をシークレットサービスに挟まれる形で移動し、最初に学長室に立ち寄ったあと授業に参加したという。
NYUはマーティン・スコセッシ監督や女優アンジェリーナ・ジョリー、歌手レディー・ガガら多くの著名人も通っていたことで知られる私立大学で、授業料は年間約6万2700ドルといわれている。同氏は、複数の大学に合格したと伝えられていた。
トランプ氏は、息子の進学先について「彼はとても頭が良く、素晴らしい学校であるニューヨーク大学のスターン・スクール・オブ・ビジネスに通う予定だ」と英デイリー・メール紙に話していたという。
メラニア夫人との間の唯一の子どもであるバロン氏は、政治とは距離を置いており、政界デビューが期待された7月に米ウィスコンシン州で開催された共和党の大統領候補を決める全国大会も欠席していた。（ロサンゼルス＝千歳香奈子）