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河野太郎氏に「裏金暴かれた仕返しかよ」年末調整廃止&全国民が確定申告の私案にSNS猛反発

日刊スポーツ 2024年9月5日 9時58分

自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に出馬表明した河野太郎デジタル相(61)が、自身のX(旧ツイッター)に、総裁選で掲げる公約の1つとすることを念頭に「年末調整の廃止」「すべての納税者に確定申告をしてもらう」という案を投稿し、SNSで大きな波紋を広げている。

5日、インターネット上では「すべての国民に確定申告していただきます」がトレンドワードに浮上。この日、総裁選に向けた公約発表を予定する河野氏の反応に注目が集まっている。

河野氏は3日のX投稿で「真に支援を必要としている人を正確に把握し、迅速に支援に繋げるためのデジタルセーフティネットをつくります」とした上で「移行期間を経たうえで年末調整を廃止して、すべての国民に確定申告をしていただきます。雑所得の経費だけ手入力が必要になりますが、その他の入力、計算は自動でできるので、個人の確定申告がほとんど手間要らずで出来るようになります」と主張。

事業者にとって大幅な事務コスト削減につながり、所得情報を迅速に把握できるとして「必要な人にピンポイントでプッシュ型支援を行うことができる」とも訴えた。「国民全員が確定申告をすることで、税と社会保険料の負担額を認識してもらい、その使いみちにも厳しい目を向けてもらえることも期待されます」とも主張している。

これに対し、SNSには「裏金暴かれた仕返しかよ」と、河野氏が所属する麻生派でも政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑が報じられたことを念頭に置いたコメントが。「自民党による裏金問題を忘れさせる戦略。だまされてはいけない」「裏金で脱税もどきのことやって何もせず何を言いはるんだ!自分の党の襟を正してから言うことでは!」「え?まず自民党議員の納税学習やるんじゃなくて?」など、裏金事件や麻生派の裏金疑惑と絡めた批判が相次いでいる。

河野氏が主張し、これも批判が相次いでいる「マイナ保健証」を念頭に「全国民確定申告のためにマイナカードを取得をごり押しするのが透けて見える。保険証廃止と同じ構図だ。絶対に反対!」というコメントや「税務署がパンクするな。実態分かってるんだろうか」と、税務署の負担増加を懸念するコメントもみられた。

「年末調整廃止賛成!河野さん頑張れ!!」など、賛意を示す声も寄せられているが、大乱戦となる自民党総裁選を前に、波紋を広げる形となっている。

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