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コバホークが東大ボート部主将として学んだ「リーダーのあるべき姿」とは/インタビュー

日刊スポーツ 2024年9月6日 9時0分

自民党総裁選(12日告示、27日投開票)にいち早く出馬表明した「コバホーク」こと小林鷹之前経済安保相(49)が、日刊スポーツのインタビューに応じた。

消えたはずの派閥の影もちらつく権力闘争の場に身を投じたが「知名度ゼロからの出発。仲間を信じ、1人でも多くの人に思いを伝えるだけ」と構える。そんな小林氏は、伝統ある東大ボート部出身。合格発表当日に入部し、4年間、埼玉県戸田市の合宿所で生活。ボート漬けの日々を送り、1年留年したほど。4年時には主将を務め、100人の部員を率いた。理想のリーダー像を問うと、「率先垂範」型だと即答した。【中山知子】

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-東大ボート部ではどんな形で主将に選ばれたのですか

小林氏 話し合いだったか…みんなが自然に選んでくれました。

-部員を前に「ボートは体力でこぐんじゃねえ。魂でこぐんだ!」とゲキを飛ばしたことも。

小林氏 何事も気持ちだと思っています。ボートをこぐにしても政治をするにしても、私は常に「全力投球」のスタイル。リーダーとしては「率先垂範」です。まず、自分で進んでやる。仲間の気持ちを、心を動かし、向かう方向を1つにするのがリーダーの役割だと思っています。ボート競技は、チームスポーツ。究極のチームワークをそこで学びました。仲間を信じられなかったら、ボートはこげません。きれい事かもしれませんが、政治の世界でもそういうチーム、チームワークを追求していきたい。総裁選でも仲間を信じる。仲間を信じることがリーダーの仕事であり、リーダーのあるべき姿ではないでしょうか。

-ボート部時代の学びが、今役立っていますか

小林氏 私はいつも、常に全力投球。自民党のいいところは、だれかが見てくれているということです。これまで、地道な仕事もたくさんやってきましたが、そういう姿を仲間もみていてくれていて、今回「(総裁選に)いこうよ!」と声をかけてくれた。もちろん最後は自分で決めましたが、こうやって仲間が立ち上がってくれたことは、日ごろの活動を見てくれたからだと思います。自民党は(元々)そういう組織だと思いますが、今は信頼を失っている。もう1度、活力のある自民党をつくり出したい。

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