自民党の小泉進次郎元環境相（43）は6日、東京都内の選挙事務所で記者会見し、党総裁選（9月12日告示、27日投開票）への出馬を正式に表明した。
派閥裏金事件を念頭に、使途公開の必要がなく、さきに成立した改正政治資金規正法で公開が「10年後」とされた政策活動費について、廃止すると表明した。
また、こちらも使途公開や残金返還の必要がない「旧文通費」について、使途を公開した上で、残金は国庫に返納させるとした。「国民の当たり前を実現しないと、国民の信頼は取り戻せない。不退転の決意で臨む」と述べた。
また「裏金議員」を次期衆院選で公認するかは、説明責任を果たしてきたか、再発防止に向けた取り組みを行ってきたか、また、地方組織や地元有権者の声を踏まえて「執行部で厳正に判断します」と述べた。
「その上で、選挙で選ばれた新たなメンバーによる自民党を作り直す」とも訴えた。
キャッチフレーズは「決着 新時代の扉をあける」とし、今回の総裁選を通じて「自民党が本当に変わるのか。変えられるのは誰か」を訴えるとした。【中山知子】