歌手の倖田來未（41）が6日、東京ガーデンシアターで、ベストシングルツアー「KODA KUMI LIVE TOUR 2024 ～BEST SINGLE KNIGHT～」を開催した。
「クレオパトラ來未」を意識したという、アラビアンなセクシー衣装で登場。「TOUCH DOWN」では妖艶な歌とダンスで、冒頭から色気を爆発させた。おなじみの「キューティーハニー」では「騒げー！」と絶叫し、6500人の観客と声をそろえて「ハニーフラッシュ！」。会場のボルテージは急上昇した。
来年のデビュー25周年を控え、今年のツアーは「全国各地に倖田來未を届ける旅」として全国24カ所26公演を開催。開演前の取材では「40代になったしもういいんじゃないか？ って思うくらい、今回もまあ～踊ります」とにやり。宣言通り、この日も激しいダンスと卓越した歌唱力で客席を圧倒。多彩な魅力で「QUEEN OF LIVE」ぶりを発揮した。
20代での結婚、出産を経て、歌手活動と子育てを両立してきた。「家族の支えがあるからこそ、ここまで来られました。旦那さんの力や子どもの無邪気な笑顔だったり」と笑顔。「うちの息子はライブ好きで。いつもダメ出しをしてくれるんです」と明かした。
家族と二人三脚でより高みを目指す。「家族とか子どもの目線って結構鋭かったりするんで。アドバイスを受けて変えたりすることもあります。支えられてます」と幸せいっぱいな笑顔を浮かべた。今回のツアーで食らったダメ出しを聞かれると「（映像の）ユニコーンのCGが甘いって」と明かし、報道陣の笑いを誘った。
アンコールでは、12月に6都市10公演の全国ディナーショーを行うことを発表。自身初のディナーショーで「大人の階段上っちゃうから」とにっこり。「もういっぱいサプリ飲まなあかんで。涼しい顔してるけど41ってこと忘れんといてな」と笑いを誘った。ツアーも終盤戦で、会場を見渡し「こんなにたくさんの人に囲まれてライブできたこと、心から幸せ」と話した。
25周年イヤーに突入目前だ。取材の最後には「限界を作らず、これからも倖田來未らしく。ファッションやライブの内容も『年相応に』とかいろいろ言われることもあるかもしれないですけど、年齢はあくまで数字やと思ってね」と笑顔で意気込んだ。
この日は「愛のうた」などアンコール含め全31曲を歌唱。お笑いトリオ安田大サーカスのクロちゃんが声で出演する場面もあった。
同ツアーは、16年以来約7年5カ月ぶりとなる2度目の「ベストシングルツアー」。シングル曲が満載の構成で、今月16日に大分のiichikoグランシアタでファイナルを迎える。総動員数は4・5万人を予定。