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斎藤元彦兵庫県知事を“暴走”させた3つの要因 前明石市長の泉房穂氏が独自解説

日刊スポーツ 2024年9月7日 12時10分

前明石市長で弁護士の泉房穂氏(60)が7日、ABCテレビの生情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分)に出演。自身の疑惑告発文書問題を巡る兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)で2度目の証人尋問を受けた斎藤元彦知事について言及した。

番組では「疑惑ありすぎでも続投!?」と一連の問題を取り上げた。泉氏は「知事を暴走させた3つの要因」と題し、独自解説した。

〈1〉知事の権力が集中 県の決定方針権、予算決定権、人事権。

「知事はすごい権力を持っている。方針もですが、お金が大きい。対外的には補助金を増やす、減らす。人事権は(県庁の)中では大きな権限。この3つの権限をどっちに使うか。街のため、みんなのために使うのか、自分のために権限を使うのかで、大きく違ってくる」

〈2〉斎藤知事の資質

明石市長時代、斎藤氏が知事選へ出馬する前に会談したが「知事になって何をしたいの? 兵庫県をどうしたいの? あんまり答えがなかった」。政策には興味がないと感じたといい、明石市と県の連携についてもできなかったという。

〈3〉兵庫県庁の文化

兵庫県知事は1962年(昭37)から総務省出身者が知事に就くという状況が続いている。斎藤氏の総務省出身。「国から兵庫県に知事にやってくるというイメージ。“殿様”扱いする文化がある」。

泉氏はフリップボードに「“殿様”が権力を得てモンスターに」と要約した。

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