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立民代表選出馬の吉田晴美氏「選択的夫婦別姓」実現意欲「自民党の方もおっしゃっていますが…」

日刊スポーツ 2024年9月7日 12時36分

任期満了に伴う立憲民主党の代表選の告示当日の7日に出馬を決めた、当選1回の吉田晴美衆院議員(52)が、同日の共同会見で、選択的夫婦別姓の実現に意欲を示した。

紺色のパンツスーツにスニーカーで共同会見に出席。吉田氏は、野党連携のあり方を答える場面で「私は1つ、その野党が連携をして、政権交代をした際に、その先に何があるか、これを明確に示すことだと思います。その一致点が何か、を国民の皆さまにお示しし、それをきちんと実行することを約束すること」と語った。

続けて「今、私が感じているのは、教育の無償化。これは野党で一致できる点です」とし「教育の無償化、どうやるのか、これを具体的に示すこと」と訴えた。

さらに「もう一つは選択的夫婦別姓の実現」と明言し「もちろんこれは自民党の方もおっしゃっていますが『検討した結果、やっぱりできませんでした』。これの繰り返しだったんではないでしょうか。しっかり約束したことは守る。ここに賛同していただける野党が結集する。これではないか、という風に思います」と持論を展開した。

選択的夫婦別姓をめぐっては立憲民主党をはじめ野党は賛成してきたが、岸田政権が保守派の意向などを背景に導入に慎重な姿勢を示してきた。一方、自民党総裁選に出馬した小泉進次郎元環境相(43)は「総理になれば、選択的夫婦別姓を認める法案を国会に提出し、国民的な議論を進める」と述べ「30年続いてきたこの問題に決着をつけ、1人1人の人生の選択肢を拡大したい」と明言している。

吉田氏は、ともに出馬に意欲を示していた江田憲司元代表代行(68)が、吉田氏の一本化で出馬を見送ったことで、届け出締め切りギリギリのタイミングで出馬が決まった。吉田氏は衆院東京8区選出。2021年衆院選で自民党の石原伸晃元幹事長をやぶって初当選し、注目を集めた。

代表選は枝野幸男前代表(60)、野田佳彦元首相(67)、現職の泉健太代表(50)と吉田氏の4人の戦いとなる。投開票は9月23日。

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