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枝野幸男氏「投票所を山ほど作って…」電子投票実現へ私案「投票率を上げれば日本政治は変わる」

日刊スポーツ 2024年9月7日 14時24分

任期満了に伴う立憲民主党の代表選に出馬した枝野幸男前代表(60)が、告示日の7日に行われた立候補者討論会に出席し、選挙や投票の制度について持論を展開した。

枝野氏に対して、野田佳彦元首相(67)が質問。野田氏は政治資金法の改正について「自民党は大甘なものしかできなかった」とした上で、その先の政治改革について、若者や女性の被選挙権が改革のポイントとを指摘した。

枝野氏は「世襲の禁止に向けた話は全く同意見です」とし、続けて「女性の政治参画を拡大するために、党内でも超党派の議連で進めてきていただいてますが、衆議院が壁です。参議院は候補者を(男女)半分にすることができました。衆議院の比例代表の名簿が同一順位で全部同じように硬直的で、その中から順番をつけなくてはいけない。これを奇数当選者には女性の名簿、偶数当選者には男性の名簿、という柔軟性のあるやり方をすれば、少なくとも比例代表では男女の当選者数を一緒にできる。これは具体的に女性議員を増やす、ということで、実行していきたいと思っています」と私案を披露した。.

さらに枝野氏は「投票率を上げることが重要だと思っていて、投票率を上げるために電子投票」と言及。「気をつけなくてはならないのは、自分のスマホで家でできる、ってなると、企業の社長さんが従業員に強制するとか、家族の中で誰かが無理強いするとかになりますので」とリスクも示した上で「投票所を山ほど作って、でも電子的に投票をするというやり方なら、投票所を増やすことができますので、これで投票率を劇的に上げれば、日本政治が大きく変わると思っています」とした。

野田氏も海外在住の日本人などを念頭に「インターネット選挙を試験的に導入すべき」と応じた。

代表選は枝野前代表、野田元首相、現職の泉健太代表(50)と当選1回の吉田晴美衆院議員(52)の4人の戦いとなる。投開票は9月23日。

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